内藤大助氏、藤井棋聖の将棋は「ナジーム・ハメド」…ノーガードで勝利と感嘆
元ボクシング世界チャンピオンの内藤大助氏が17日、TBS系「グッとラック!」で、棋聖戦で藤井聡太棋聖が誕生したことに、ノーガードで世界の頂点に立ったナジーム・ハメドの名を挙げ「常識を覆した、そんな感じ」と驚いた。
内藤氏は将棋歴30年以上で、正月番組では羽生善治九段と対局した実績も持つ大の将棋ファン。番組では今回の棋聖戦についてボクシングで例えてもらった。
内藤氏は「ボクシングってね、あごを引いて、ガードを固め、脇を絞って隙を見せない。ジャブ、ワン、ツーが基本」とした上で「藤井さんはそれを絶対にやらない。ノーガードですよ」と語った。
そして「ナジーム・ハメドっていう、ものすごいトリッキーなボクサーが彗星(すいせい)のごとく現れて、世界チャンピンまでもちろんいきましたけど、その選手はボクシングの常識を覆した。藤井さんはそんな感じ」と元フェザー級王者のナジーム・ハメドを例に挙げてそのすごさを絶賛した。
ハメドのボクシングについて「強いし、倒すし、チャンピオン、頂点取ったんだからまねする人が結構いたよね。でも、いざまねをしたらみんなバチバチもらっちゃうからみんな、まねできなかった。藤井さんはそんな感じ」と説明し「他の棋士にはまねができないような将棋を打つ方なのではないかとイメージする」と語っていた。