小林克也と町山智浩がコロナ禍の米国を語る…BS朝日の番組がコラボ、リモート共演

 DJの小林克也氏がMCを務めるBS朝日「ベストヒットUSA」(金曜、深夜0時)と、映画評論家の町山智浩氏が進行を務める同局の「町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN」(金曜、後10・24)がこの夏限定でコラボを果たし、17日に町山氏の番組において一部が放送される。本格放送は24日にそれぞれの番組で。米国文化に詳しい2人がコロナ禍で起こったBLM(ブラック・ライブズ・マター)運動、11月に迎える大統領選について話し合った。

 金曜夜にそろったアメリカをテーマにした2番組がコラボを果たした。「ベストヒットUSA」は1981年4月にスタートし、休止期間はあるもののコラボは初めて。東京にあるテレビ朝日のスタジオとカリフォルニア州にある町山氏の自宅を結んでリモート共演となった。

 BLM運動について小林氏は「今も昔も、この問題は変わりない。1962年だったか、ロサンゼルスに留学した友達が暴動に巻き込まれて、『死ぬところだった』と話していたのを思い出す。友達は車を止められ、『東京から来た』と言ったら、なんとか解放された」と約60年前の米国の状況を話した。

 町山氏は大統領選について「コロナ禍でトランプ大統領の人気は落ちていますが、バイデン前副大統領も人気がない。民主党の副大統領候補に女性の名前が挙がっていて、その人物次第。オバマ夫人のミシェル氏だったら、バイデン氏が有利になるかもしれないが、最後まで分かりません」と分析した。

 また、コロナ禍の生活について小林氏は「僕はラジオが主なので、生活は変わりません。スタッフや僕がコロナを持ってこない限り大丈夫です」とし、「ただ、ゲスト出演した大江千里に聴くと、大変みたいです。彼はニューヨークでジャズピアニストとして活躍しているけど、あまり外には出ていないと言っていました」と米国の様子を述べた。

 町山氏は「ニューヨークは大変だと思います。アメリカはコロナの第2波が来ていて、感染が拡大しています。4カ月、自宅から出られなくてやっと出られると思ったら、また出られなくなってしまった」と現状を伝えた。

 ほかにも「ベストヒットUSA」オープニング映像秘話や、オークランド・アスレチックスの話題も。アメリカ情勢に興味があれば目が離せないスペシャル企画となっている。

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