藤井棋聖の師匠杉本八段 棋聖戦に意欲「来年ね、藤井棋聖に挑戦したい」
史上最年少のタイトルホルダーとなった将棋の藤井聡太棋聖(17)の師匠・杉本昌隆八段が17日、日本テレビ系の生番組「ミヤネ屋」に出演し、藤井棋聖への挑戦に意欲を見せた。
前日16日にまな弟子が快挙を達成した瞬間は「ホントによくやってくれたなと思いましたね」と喜んだという杉本八段。「これから私も藤井七段の師匠じゃなくて藤井棋聖の師匠と呼ばれるんだなと思うと、棋聖というサインも練習した方がいいかな」とジョークも飛び出した。
今後は棋聖と八段という立場になるが、司会の宮根誠司キャスターに「対局される時はあるんですけど、どっちが上座に座るんですか」と質問されると「次の対局から、私は胸を張って下座に座ります」と笑わせ、「タイトルホルダーですから、将棋界の顔です。これからほとんどの棋士は藤井七段の下座に座ります」と説明。
宮根から藤井棋聖への挑戦を期待されると「私も棋聖戦を頑張るという目標ができたので、来年ね、藤井棋聖に挑戦したいです。それまでが大変ですけれども、もしそうなったら死ぬ気で戦います」ときっぱり。「藤井くんと呼ぶんですか?棋聖ですか?」と聞かれると「棋聖」と答えていた。
また、勉強会で交流があった同郷の豊島将之二冠が19歳の頃、藤井棋聖を弟子に取らないかと杉本八段が提案したことがあったといい、「今にして思うと、断ってもらってホントに良かったなと思ってますね」と、率直に語っていた。