笠井信輔アナ 三浦春馬さんに「なぜですか?なぜ命を手放してしまったのでしょう?」
悪性リンパ腫からの完全寛解を報告している元フジテレビの笠井信輔アナウンサーが18日にブログを更新し、急逝した俳優の三浦春馬さんに「なぜですか?なぜなんですか?」と早すぎる死を悼んだ。
笠井アナは「春馬さん 私は、なんとか命にすがりついて、やっとの思いで病院から出てきて また、春馬さんの舞台を、映画を観に行けると思っていたのですよ…春馬さんは本当に、自らその命を手放してしまったのでしょうか…?」と信じられないとの胸中をあらわに。
「ストレートプレイもミュージカルも いつもストイックに役に向き合い観るものをうならせてきた春馬さん 『罪と罰』で、犯罪者のゆがんだ気持ちを 『キンキーブーツ』で、マイノリティの切ない思いを 『こんな夜更けにバナナかよ』で、障害を乗り越えようとする力を 『進撃の巨人』で、絶望の中、立ち向かう人間の強さを そして『アイネクライネ ナハトムジーク』で現代の若者たちの繊細な心を 様々な人たちの様々な思いを自分のものとして見事に生きて、私たちに見せてくれてきていたのに…なぜなんですか?」と業績を並べて再び問いかけた。
「一緒にお酒を飲んでも、全く変わらなくて 笑顔でみんなの話を聞いていて とってもまじめで、さわやかで、優しくて…みんなショックでどうしていいかわかりません 生きていれば、生きてさえいれば、進むのか、立ち止まるのか、引き下がるのか?自分のあるべき姿が見えてきたはずですが、もうこの言葉も意味がないですよね…自分の無力さを痛感します」とも。
闘病した笠井アナは「春馬さん、生きたいのに生き続ける事ができない人たちがいる中で 自分から命を手放しては決していけないのですよ…」とも記した。その上で「でも、もうこんな言葉は遅すぎますよね こう書きながら、春馬さんをこの世に取り返すことができないことが 虚しくて悲しくて辛いです 春馬さんどうか、安らかに…」と結んだ。