小沢氏「Go To」東京除外の背景にある国と都の対立構造に苦言「困るのは国民」
国民民主党の小沢一郎衆院議員が20日、公式ツイッターに新規投稿。「Go To トラベル」キャンペーンでの東京除外の背景に政府と都の対立もあったとする報道を引用し、「私怨の政治など断じてあってはならない。困るのは国民」などと苦言を呈した。
小沢氏は「私怨で行われる政治。1・5億円を嫌いな自党候補を潰すために出すだけのことはある」と河井夫妻買収事件の経緯を振り返り、「あいつはけしからん、こいつもけしからん。困るのは国民」と指摘した。
同氏は「観光業界もキャンセル殺到で大混乱。東京を除外する以上、さほど経済効果も見込めない。私怨の政治など断じてあってはならない」と訴えた。
新型コロナウイルスの感染者が急増する中、菅義偉官房長官が「東京問題」と発言したのに対し、東京都の小池百合子都知事は「国の問題」と反論。今回の旅行キャンペーンに対し、小池知事は「不要不急の都外への外出はできるだけ控えてほしい」と呼び掛け、17日には「なぜ東京を外すのかという詳細な説明は受けておりません」と政府への不満を示すなど、国と都の対立の様相がクローズアップされていた。