吉村知事 「批判」覚悟、対策とらない“夜の街”等に権限行使へ…警察と連携

 大阪府の吉村洋文知事が20日、ABCテレビの夕方のニュース番組「キャスト」に府庁から生出演。新型コロナウイルスの第2波に備えて、感染症対策をとらない「夜の街」などの店については、「批判」覚悟で、警察とも連携して、感染者の抑え込みを図りたいとの決意を語った。

 23日からの4連休を前に、「唾液で広がっています。3密で唾液が飛ぶ環境を、ぜひ避けていただきたい。若い皆さんには(特に)抑えていただきたい」と呼びかけ。GoToキャンペーンは東京が除外されるなどしているが、大阪でもさらに感染者が急増すれば「大阪も(GoToから)外せばいいと思っています」とした。

 ただし、「移動そのものでコロナが広がったり、感染が爆発的に増えるのはないと思います」との考えも示し、「もしそれがあったら、大阪、満員電車でどんどん広がっていくはず。マスクして、じっとしてる時、人が集まってても、広がるものではない」と話した。

 また、「夜の街」関連など唾液が飛び交う3密空間を震源地に若い世代に感染が広がっている状況も踏まえ、「夜の街関連、飲食店などで広がりつつあるところには、警察とも協力して、ちょっと強い権限行使になって、ちょっと批判もあるかもしれないですが、やっていこうと思っています。感染対策をやってくれる所には厳しく。批判はあるかもしれないですが、なんとか(感染爆発を)抑えこんでいきたい」と語った。

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