槇原被告 新パートナーと交際 薬物見つからないよう鍵のボックスに…初公判で

 覚せい剤取締法違反(所持)などの罪に問われたシンガーソングライターの槇原敬之被告(51)の初公判が21日、東京地裁で開かれた。検察側は懲役2年を求刑した。

 槇原被告は黒のスーツに、黒の眼鏡でマスク姿。保釈時にはあった長いヒゲは短くそられていた。起訴内容も認めた。

 裁判の中では、再び薬物に手を染めた理由について、前パートナーから入手したとし、すでにこのパートナーとは関係を解消していることも説明。すでに新しいパートナーと交際していることも明らかにした。

 危険薬物のラッシュについては家のタンスから発見されたとしているが、新しいパートナーに見つけられてはいけないという意識から、鍵のついたセーフティーボックスに入れて隠していたとした。

 また裁判長から、また薬物に手を出す危険性を聞かれた槇原被告は「ファンの人、大事な人にこんな思いさせたくない。それがが大もとの気持ちです」と語った。

 起訴状によると、槇原被告は昨年3~4月、港区のマンションで危険ドラッグ「ラッシュ」約64・2ミリリットルと覚醒剤0・083グラムを所持。今年2月にも渋谷区の自宅でラッシュを所持したとされる。槇原被告は99年12月にも覚せい剤取締法で懲役1年6月、執行猶予の有罪判決を受けた。

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