槇原被告2億6500万円吹っ飛んだ ツアー中止賠償金など
違法薬物を所持したとして、覚醒剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)の罪に問われたシンガー・ソングライター、槇原敬之(本名範之)被告(51)の初公判が21日、東京地裁(坂田正史裁判長)で開かれた。起訴内容を認めた槇原被告は、ファンへの謝罪を繰り返す一方で新恋人の存在を告白し、「クスリを使わなくても十分幸せ」と“愛の力”による更生を誓った。検察側は懲役2年を求刑、即日結審した。判決は8月3日に言い渡される。
弁護人によると、既にCM放映やテレビ出演がキャンセルとなった賠償金が8500万円発生。デビュー30周年記念アルバムと全国ツアーも中止となり、1億8000万円の見込み収入がなくなったという。計2億6500万円が消えた計算で、槇原被告は「自分の音楽に関わってくれていた方々、応援してくれたファンの皆さまに本当に申し訳ない」と謝罪。前回は判決から11カ月で復帰しており、今後が注目される。