槇原被告初公判 コロナ禍で“ソーシャル法廷”

 違法薬物を所持したとして、覚醒剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)の罪に問われたシンガー・ソングライター、槇原敬之(本名範之)被告(51)の初公判が21日、東京地裁(坂田正史裁判長)で開かれた。起訴内容を認めた槇原被告は、ファンへの謝罪を繰り返す一方で新恋人の存在を告白し、「クスリを使わなくても十分幸せ」と“愛の力”による更生を誓った。検察側は懲役2年を求刑、即日結審した。29席の一般傍聴席を510人が求め、抽選倍率は17・6倍。判決は8月3日に言い渡される。

 新型コロナウイルス対策で、公判は東京地裁で最も広い104号法廷を使用した。オウム裁判などで使われ、芸能人の薬物事件では異例。間隔を空けるため一般傍聴席は前後左右を座れなくし、通常の約3分の1の29席だった。傍聴整理券はリストバンド方式で配布され510人が殺到。東京都足立区の派遣社員奥寺智也さん(40)は「ヒット曲を作り続けるプレッシャーがあったのだろうが、違う発散の仕方を見つけてほしい」と語った。

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