金子勝教授、USJの入場制限撤廃に疑問「『大阪モデル』?何じゃこりゃ?」
立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が22日、ツイッターに新規投稿。新型コロナウイルスの感染者が増えている大阪府で、国の観光需要喚起策「GoToトラベル」が始まる直前の20日から「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」の入場が全面解禁されたことなどを踏まえ、「『大阪モデル』?何じゃこりゃ?」と疑問を呈した。
金子氏は「大阪市では繁華街のPCR検査の陽性率が20%超え、若者中心に大流行が始まったのに、GoToトラベルに合わせて、大阪のテーマパークUSJは入場制限を撤廃、20日から東京を含めて全面解禁に」と説明し、「『大阪モデル』?何じゃこりゃ?」と苦言を呈した。
大阪市では16日に繁華街のミナミ近辺に臨時の検査場を設置。松井一郎市長は20日、検査を受けた人の陽性率が若者を中心におよそ20%に上っていることを明かしている。
大阪府は21日に新たな感染者数を72人と発表。うち経路不明の感染者は46人で約6割を占めた。府内では19日に緊急事態宣言解除後で最多となる89人の感染が判明し、感染拡大の傾向が続いている。