ローリング・ストーンズ ジミー・ペイジ参加の未発表曲をリリース
英国出身の世界的なロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズが22日、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと元ブラインド・フェイスのリック・グレッチをフィーチャーした未発表曲「スカーレット」をリリースした。
長期間行方不明となっていて、今回初公開となる「スカーレット」は1974年10月にレコーディングされた。層をなした分厚いギターが特徴的な、キャッチーでみだらな雰囲気の楽曲で、ゲストとしてペイジとグレッチがストーンズのミック・ジャガー、キース・リチャーズと共に演奏している。
ミックは「最初にロニー(・ウッド)の家の地下のスタジオで、ジミーとキースとジャムったことを覚えている。最高のセッションだった」、キースは「俺の記憶だと、俺たちはツェッペリンのセッションの終わりに入っていったんだ。彼らはちょうど帰るところで、俺たちの予約は彼らの次だった。でもジミーは、そのまま残っていたんだ。俺たちはこの曲をレコーディングしようとしたのではなくて、デモのような感じでプレイした。雰囲気をつかむためにね。でも結構うまくいって、まあ、こういうラインアップだったので、じゃあ使おうと思った」と、レコーディング当時の事情を振り返っている。
「スカーレット」は、9月4日にマルチ・フォーマットでリリースが予定されている1973年の名盤『山羊の頭のスープ』のボックス・セットとデラックス・エディションにも収録される。このエディションでは、数多くのアウトテイクやレア・トラック、オルタネイティヴ・ミックスに加えて、未発表曲「オール・ザ・レイジ」、「クリス・クロス」も収録される。