中村織央 芸能界の呪術師に ドラマ「BG」キムタクつけ回す謎男役で存在感

 謎の男・加藤役で存在感を示す中村織央(撮影・高石航平)
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 俳優の木村拓哉(47)が主演するテレビ朝日系ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜、後9・00)が、30日に最終回を迎える。豪華キャストの中、無名ながら、主人公をつけ回す謎の男・加藤役で存在感を示しているのが中村織央(おずの、33)だ。難読な名前は伝説の呪術師が由来。役柄同様、ネット上で「あのロン毛イケメンは誰?」と話題になっている注目株のミステリアスな素顔に迫った。

 ボディーガードたちの奮闘を描く「BG」は18年に続くシリーズ2作目。民間警備会社から私設ボディーガードに転身した主人公の前に初回から登場し、火花を散らす謎の存在が中村演じる加藤だ。5話までの平均視聴率は15・1%(23日放送の6話はまだ未発表)。好調なドラマのスパイスとなっている。

 デビュー12年目の苦労人。身長187センチの体格で激しいアクションを見せるが「運動は得意じゃないです。帰宅部でした」と笑う。

 フリーターだった21歳の時、渋谷でスカウトされ、俳優の道に。ずぶの素人から演技に挑戦したため「落ちたオーディションは余裕で100、200いってます。連敗記録も半端ない。もうダメかもしれないと思うことは山ほどありました」と、引退のちらつく日々を過ごしてきた。

 08年にNHKドラマ「トップセールス」でデビュー。仕事がなく「心が折れてくる」と手をさしのべるように合格通知が届いたという。13年の朝ドラ「ごちそうさん」ではヒロインのお見合い相手。17年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」では徳川家康の片腕、石川数正を演じ、決して多くない出番の中で印象を残してきた。

 名前は本名で、修験道の開祖となる呪術師「役小角(えんのおづぬ)」が由来。「役行者(えんのぎょうじゃ)と呼ばれていて、全国を旅していた時に付けていた名前の1つが『おづの』。鬼を連れていた、日帰りで富士山の頂上に行って帰ってきた、オオカミとしゃべれる…いろんな逸話がある人で、父親が『鬼を従えるくらいでかい人間になってほしい』と付けました」。

 大きな目標をその名に背負った中村は「『あの人を呼んでおけば間違いない』と言われる俳優になりたいです。それまでは修行ですね。鬼を従えるまでは」とニヤリ。人気ドラマにこの人あり、と呼ばれる“芸能界の呪術師”を目指していく。

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