世界的なファッションデザイナー・山本寛斎（やまもとかんさい）さんが２１日、急性骨髄性白血病のため死去した。７６歳。今年３月に急性骨髄性白血病であることを公表し、闘病生活を送っていた。山本寛斎事務所は闘病中の山本さんは「皆様にもう一度『元気』な山本寛斎をお見せしたい」と闘病に向き合っていたことなどを事務所ＨＰで発表した。

　「山本寛斎に関するご報告」とした文書には「闘病中も、皆様にもう一度『元気』な山本寛斎のお姿をお見せしたいという本人の強い意志のもと、前向きに治療に励む傍ら、クリエーションに対する熱い思いをスタッフに語っておりました」と前向きに治療に励んでいた様子がつづられた。

　また「『人間は、無尽蔵のエネルギーを持っている。』どんなに苦しい時であっても、その気持ちを忘れずに、果敢に挑戦し続けました」ともつづられている。

　すでに葬儀は近親者のみで執り行われ、「お別れの会」については、新型コロナ感染状況を見極めた上で「ご遺族や関係者で検討し、決定しましたら別途ご報告させていただきます」とした。

　また寛斎さんがプロデュースする３１日に配信のオンラインイベント「日本元気プロジェクト２０２０スーパーエネルギー！！」については「予定通り開催いたします」とし「ともに当日を迎えることが出来なかったことはスタッフ一同、大変心残りではございますが、山本寛斎の思いがこもった作品を皆様にお届けしたいと思っております」とつづられている。