山本寛斎さん 弟・伊勢谷友介に病床で最後に聞いた「俺の生き方、どうだ?」
世界的なファッションデザイナー・山本寛斎(やまもとかんさい)さんが21日、急性骨髄性白血病のため死去した。76歳。今年3月に急性骨髄性白血病であることを公表し、闘病生活を送っていた。異母弟の俳優・伊勢谷友介(44)は27日夕、インスタグラムを更新し、追悼メッセージを投稿した。
伊勢谷は「兄、山本寛斎が永眠しました」と投稿。「病床で、最後に僕に聞いた事。『俺の生き方、どうだ?』 僕は慌てて『凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イベントの演出家として大きなショーを現実にしたことも。』と。 寛斎さんは満足気に小さく頷いた。。。」と病床での最後のやりとりを明かした。「俺の生き方、どうだ?」が寛斎さんの最後のメッセージだったと…。
「父と過ごした記憶のない」伊勢谷にとって、寛斎さんは「社会を生きる大人の姿だった」とも述懐。「やりきる人生、命を使い切る人生。最後までカッコ良かったです」と追悼し、「あなたの血は僕の中に生きてます。『世界基準でやりたい様にやる』あなたに負けず、僕は『すべての人が容易く生きれる社会』を現実にしたいです」と兄の背中を追いながら、自らの目標に向かって進んでいく決意を記している。
伊勢谷は芸能界デビュー当初、寛斎さんの「甥」とされてきたが、12年10月のテレビ番組で2人が対談した際、同じ父親を持つ、32歳年が離れた異母兄弟ということが明かされた。対談では、伊勢谷が幼い頃に父と別れ、母や祖父母に育てられてきたことなども公に。寛斎さんによると、父は何人もの女性と結婚、離婚を繰り返していた人物だったという。