山本寛斎さん、逝く「俺の生き方、どうだ?」 弟の伊勢谷友介、最後の会話明かす
国際的なファッションデザイナーでイベントプロデューサーとしても活躍した山本寛斎(やまもと・かんさい)さんが、急性骨髄性白血病のため21日に死去していたことが27日、分かった。76歳。横浜市出身。葬儀は親族のみで執り行った。「お別れ会」は新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて後日に予定。
寛斎さんの異母弟で俳優の伊勢谷友介(44)はインスタグラムに追悼のメッセージを投稿し、病床での最後の会話を明かした。
寛斎さんに「俺の生き方、どうだ?」と聞かれ「凄いです。世界のファッションに早くから挑戦して、イベントの演出家として大きなショーを現実にしたことも」と返すと、満足気に小さくうなずいていたという。
寛斎さんと自身が27歳だった時のコラージュ写真を掲載。世界と戦う寛斎さんの背中から影響を受けてきたといい「やりきる人生、命を使い切る人生。最後までカッコ良かったです。あなたの血は、僕の中に生きてます」とつづった。生前の寛斎さんは「葬式は明るく」「墓はいらない」と話していたという。