蒼井優主演作がベネチア映画祭コンペ部門正式出品 黒沢清監督「うれしい」
女優蒼井優主演、黒沢清監督の新作「スパイの妻」が第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが28日、分かった。
同映画祭はカンヌ、ベルリンと並び世界3大映画祭のひとつ。蒼井は「黒沢監督おめでとうございます。今回は残念ながら現地に伺うことがかないませんが、会場の皆さまにお会いできなくても、想いは通じると信じています」とコメントを寄せた。黒沢監督はコンペティション部門に選ばれるのは初めてとあり「うれしい、同時に大変緊張しています」とのコメントを寄せた。
物語の舞台は1940年の神戸。恐ろしい国家機密を知ってしまった夫婦が時代の荒波に飲まれる様を描いた。蒼井のほかに高橋一生、東出昌大らが出演している。10月16日から全国公開予定。