志らく 怒るとネットで袋だたきに…「気持ちの悪い時代」と違和感
落語家の立川志らく(56)が29日、MCを務めるTBSの生番組「グッとラック!」(月~金曜、前8・00)で、怒ることの必要性を説いた。
番組では冒頭、3歳と1歳の娘を11日間、自宅に放置して逮捕された20代の夫婦のニュースを取り上げ、志らくは「はらわたが煮えくりかえるような怒りを覚える」と、厳しい表情になった。
こういった容疑者に怒りを表明すると「いくら容疑者をたたいても、何の解決にもならない。だから、第二第三の容疑者が生まれないように、もっと世の中のシステムを充実させていくんだ」と批判されるといい、その意見は「全くもってその通り」だと同意した。
その上で「われわれ人間って感情があるから、こういうのを見ると腹立つでしょ?何やってんだ!?って怒るのも私は必要だと思うんですよ。こういうことをすると社会的制裁を受けるんだっていうね」と、怒りを表す必要性を説いた。
「でも、今は気持ちの悪い時代で、怒ると私が怒られるんです。ネットで袋だたきに遭う。間違ってる!って。間違ってないだろ。(中略)自分で作った子供に責任持てよって怒ると怒られてしまう。これはいったいどういうことなの?って、私の中にはありますね、ものすごく」と、ネット社会への違和感を表明。
怒ること自体は「問題の解決にはならない」と認めつつも、「けしからんものにはけしからんって言うっていうのも必要だと私は思いますけどね」と訴えていた。