【The LDH Times】岩谷翔吾 パフォーマーだからこそ自分の言葉大事に
THE RAMPAGE・岩谷翔吾(23)が、LDHが誇る不屈の精神を胸に刻んで、新様式のエンターテインメントに取り組んでいる。今月スタートした配信ライブ「LIVE×ONLINE」では、メンバー16人の結束力を再確認。パフォーマーとしてダンスでファンを魅了する一方で、ソロ活動ではMC業にも挑戦して、自身の言葉を発信していく。
◇ ◇
-コロナ禍でライブ中止が相次いだLDHのエンターテインメントが再始動を迎えて。
「配信ライブのLIVE×ONLINEをさせていただいて、今までにないような結束力を肌で感じました。LDHはHIROさんを筆頭に絶対に負けない精神、不屈の精神が根底にある会社だと思うので、そこの気合みたいなものを改めて感じられて。これから新しい時代に向かって、エンターテインメントの形も柔軟に対応していかないといけないと思うので、覚悟を決めた1カ月だったと思います」
-配信ライブという新たな形でファンと交流してみて。
「(吉野)北人がファンの皆さんへの感謝を込めた『Seasons』という曲の歌い出しで、涙を流したんですよ。その涙に僕らの思いが全部こもっていました。こういうご時世だからこそ、パフォーマンスできるだけで感無量で、すごく神聖なステージでした」
-9月30日にリリースの新曲「FEARS」の仕上がりは。
「今の時代にメッセージとして残せる楽曲だと思います。誰もがコロナで感じてきた不安感、おうち時間での孤独感、どうしようもできない束縛感、それらがメッセージとしてあって。MVでは、鎖につながれて外に出たいけど出られない、というような表現もあります。そういう世界観の楽曲なので、共感する部分があると思いますし、皆さんのレスポンスが楽しみ」
-RAMPAGEが今後目指すものは。
「最近は個々のやりたいビジョンだったり、説得力も芽生えてきて。絶対欲が出てくると思いますが、グループのために16人全員が一丸となっていくことは必要。RAMPAGEって、『絶対ドームツアーをやりたい』とか『スタジアムライブにたどり着きたい』というのは、あまり言わないんですよ。全力でやっていくうちに、その対価やかなえたい夢が大きくなっていくと思うので」
-新配信サービス「CL」で自称・新人アナウンサーとしてリポーター役を任されるなど、トークの仕事も増えてますが。
「ボーカルは歌で声を届けられるけど、パフォーマーってなかなか声を出さないというか、自分の言葉をもっと大事にしていきたいなと思っています。ダンスが純粋に好きなので、ダンス文化をもっと広げたいと考えていて。三代目の(山下)健二郎さんは『ZIP!』でダンスのレクチャーをされてますが、アレを見てステップの名前を知る方もたくさんいるでしょうし。(目指すのは)そういうのですかね」
-関西テレビ「ギュッとミュージック」(不定期放送)でもMCを担当。トーク力アップのために取り組んでいることは。
「和牛さんとやらせていただいてますが、お2人はそれぞれ、話の仕方のニュアンスが全然違って。川西(賢志郎)さんがどんなタイプのゲストの方にも毒がなくて、中立な立場で、僕的にもそういうトークが理想。身近ですごさを感じてます。一緒に出演させていただいている浦川翔平はふざけたりするので、僕は真面目に要点を伝えて、いいバランスだと思っています」
-俳優業にも取り組まれてますが。
「僕しかできないような、コアなしっかりとした役をやっていきたいですね。例えば、役作りで丸刈りにしたり、キラキラした感じではなく、泥くさい役だったりを。そういうチャンスがあれば狙っていきたいです」
-ステイホーム中に取り組んだことは。
「マナー検定の準1級を取りました。時間があったので、教科書を買って勉強して。結構難しいんですよ。食事作法や冠婚葬祭だったり、全然知らないことだらけで。言葉遣いや敬語の項目もあって。興味もあったし、このタイミングを逃すと、知る機会がないなと思ったので」