藤井聖棋殺害予告の43歳男逮捕 「態度にイラッとした」と供述

 日本将棋連盟のウェブサイトに今月4日、藤井聡太棋聖(18)を名指しし「対局をやめさせなければ殺害する」と書き込んだとして、警視庁原宿署は30日、威力業務妨害の疑いで、北海道釧路市の警備会社員畠山拓也容疑者(43)を逮捕した。

 4日午後11時半ごろ、スマートフォンで連盟ウェブサイトにある問い合わせフォームに殺害を予告する内容を書き込み、業務を妨害した疑い。釧路市内の知人宅で見つかり釧路署が逮捕した。

 藤井棋聖は2日に木村一基王位との王位戦七番勝負の第1局に勝利。渡辺明棋聖(当時)に挑戦した棋聖戦五番勝負でも2勝0敗としていた。その後、9日の第3局での敗戦をへて16日の第4局に勝利し史上最年少でタイトルを獲得している。

 同署によると畠山容疑者は容疑を認め「連盟と藤井さんに申し訳ないことをした」と話している。「テレビを見て、態度にイラッとした」などと供述している模様で詳しい動機を調べている。日本将棋連盟によれば、畠山容疑者がどの対局を止めさせようとしたかの指示はなかったという。連盟は容疑者逮捕に「ほっとしている。ファンの方も胸をなで下ろしたのではないか」とコメント。脅迫を受け警視庁や民間の警備会社に依頼して警備を強化していたという。

 藤井棋聖に対しては、6月23日に地元の愛知県瀬戸市役所に殺害予告があり愛知県警が捜査中。連盟によれば、今回の事件との関係性は明らかになっていないという。藤井棋聖は8月4、5日に神戸市で王位戦第4局に臨む予定。警備体制は継続される。

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