吉村知事 ミナミの名だたるネオン街にピンポイントで休業・時短営業を要請

対象区域を説明する大阪府の吉村洋文知事=大阪府庁
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 大阪府の吉村洋文知事(45)は31日、8月6日から20日までの間、大阪随一の繁華街・ミナミの一部エリアにあるキャバクラなど接待を伴う店や、居酒屋など酒を提供する店やカラオケ店に休業や時短営業を要請する方針を決めた。

 道頓堀や宗右衛門町、法善寺横丁といった名だたるネオン街が対象になった。府の新型コロナウイルス対策本部会議終了後に会見した吉村知事は、休業・時短営業を要請するミナミの具体的な地域として御堂筋と堺筋、長堀通と千日前通に囲まれた場所を挙げた。

 コロナ感染予防対策を取っていない店舗には休業を要請。府の感染拡大予防ガイドライン順守している証明となる「感染防止宣言ステッカー」を貼る店は、午前5時から午後8時までの営業を認める。

 吉村知事はPCR検査の結果などから、対象地域をミナミの中でも特に陽性者が多いホットスポットとした。「どこかで線を引かざるを得ない。大通りで囲まれたエリアをホットスポットと判断した」と理解を求めた。

 一方で、キタと呼ばれる繁華街は対象外に。吉村知事は「他の繁華街を対象にすることは考えていない。まずは震源地となっているところを抑える。経済活動や生活も、守っていかないといけない」と説明した。

 対象地域内でステッカーを貼る店舗が時短営業に応じた場合、府と大阪市が1日1万円ずつ計2万円を補償するとした。吉村知事は「さらに1万円上乗せしてくれたら店も助かる」と、政府の支援を求めた。

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