テラハ“やらせ”「確認されなかった」SNS炎上も予想外 フジ検証報告
フジテレビは31日、出演者のプロレスラー・木村花さん(享年22)がネット上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後5月23日に急死して打ち切りとなった恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の検証報告を、同社ホームページで公表した。
検証報告は16ページで構成され、木村さんがコスチュームを同居人に洗濯されて怒る場面の制作、放送過程が中心。スタッフ、出演者、関係者ら27人への聞き取りなど内部調査を行った。ビンタや激怒を求めるようなスタッフからの指示を認める証言はあがらず“やらせ”は「確認されませんでした」と報告した。
SNSの炎上もスタッフは予想外で、あおる意図は確認されなかったとした。木村さんには専門家による心理ケアの受診を調整したが実現せず、制作側が「結果的に至らぬ点があったと考えている」と報告された。