浜中文一「そんなすぐ」また謎の男 主演舞台「スケリグ」初日
俳優・浜中文一(32)の主演舞台「スケリグ」が31日、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA」で初日を迎え、浜中らが取材に応じた。
浜中は昨年に続きスケリグを演じた。ねじ曲がった体、背中に奇妙なものが生えている物語のキーとなる“謎の男”だが、浜中は「再演って聞いて、そんなすぐという感覚でした。やるとなってからこういう状況(新型コロナ)になって…何とかここまで来たという状態ですね」と心境を明かした。
舞台は7人の出演者がさまざまな役を演じながら、スピーディーに展開していく。共演の金子昇(45)が「だれが何をやっているか気づかないと思いますが、僕で5役。文ちゃん(浜中)は7~8役、赤ちゃんの泣き声までやってます」と明かし、浜中も「赤ちゃんの泣き声が一番難しかった」と認めた。
浜中は自身が演じる「スケリグとは何か?」という質問に「初演の時から考えているけど、正直、よく分かっていない。こればっかりは難しい。原作の方に聞いてもらっていいですか?」と答えた。
新型コロナウイルス感染防止のため、PCR検査を随時実施し、舞台上でもフェースシールドを使用しての公演。金子はシールドを使った印象を「こんなに飛沫してるもんなんだと思う。安全が守られている実感がある」と話した。