女優の立石涼子さん死去、68歳、肺がん…蜷川作品に出演
女優の立石涼子(本名=立石凉子)さんが2日、肺がんのために亡くなった。68歳だった。所属事務所が発表した。
立石さんは1951年12月4日、長崎県出身。
事務所によると、かねて病気療養中だった。懸命の治療もむなしく、2日午前4時52分、都内の病院で亡くなった。事務所によると、立石さんは昨年9月に体調を崩して肺がんが判明。手術や投薬治療を重ね、回復に努めてきた。本人も仕事復帰への意欲を燃やして治療を受けてきたが、本年6月頃から徐々に状況は厳しくなったという。
立石さんは文学座研究所を経て1976年から2014年まで演劇集団円に在籍。最近では12年には蜷川幸雄さん演出の舞台「日の浦姫物語」に出演。その後も蜷川作品に出演した。テレビドラマではTBS「下町ロケット」にセミレギュラーとして出演した。
葬儀・告別式は遺族の意向により近親者のみで執り行う予定。
事務所は「重ねまして、演劇関係をはじめお世話になった皆様、ファンの皆様、長い間、応援をありがとうございました。故人、遺族に代わりまして、心より御礼申し上げます」としている。