女優・立石涼子さん死去 68歳、肺がんで…舞台「放浪記」など名脇役
舞台「放浪記」などに出演した女優の立石涼子(本名・立石凉子)さんが2日午前4時52分、肺がんのため都内の病院で死去した。所属事務所が公表した。68歳。葬儀は近親者のみで行う。
昨年9月に体調を崩し、病院で受診した際にがんが明らかに。以降、手術や投薬治療を重ね、回復に努めてきた。「本人も仕事復帰への意欲を燃やして病に立ち向かっておりましたが、本年6月頃より徐々に状況も厳しくなり、ついに最後の時を迎えるに至りました」(所属事務所)という。
長崎県出身。文学座研究所をへて、1976年から演劇集団「円」に参加し、舞台やテレビでバイプレーヤーとして活躍した。2004年には、「エレファント・バニッシュ」などの演技で、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。