橋下徹氏 PCR全国拡大論に反対「現場を分かってない」「意味がない」
元大阪府知事で元大阪市長、弁護士の橋下徹氏が3日、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。“PCR検査を全国で拡大せよ”との一部メディアなどでの風潮に異論を唱えた。
橋下氏はクラスターが発生した東京・歌舞伎町など特定のホットスポットに関しては「PCR検査は拡大してやっていくべき」との見解を示した上で、「この状況でPCR(検査)をどんどん拡大しろ、というのは現場をよく分かってないなー、と。今の日本の保健所システムでは、全部濃厚接触者を追っていって、ものすごい手厚いサポートシステムをやってる。このフォローアップシステムというものが、重症者を減らし、死者数が少ないという現実があるわけです」と説明。
「今、PCR(検査)を、無症状まで全国一律に拡大していったら、保健所、行政、パンクしていってしまいますよ。特定のホットスポットに関してPCRは拡大していくべきだとは思うけど、日本全体で『PCRやれ、PCRやれ』ってのは僕は違うと思う」ときっぱりと言い切った。
PCR検査を受けるなら、毎日とは言わないまでも、「定期的に何日かごとに受けないと意味がない」ことも改めて伝えている。