桂枝太郎が師匠・歌丸さん地元の消防団に入団「師匠の100分の1でも代わりができたら」

 落語家・桂枝太郎(42)が4日、横浜市内の横浜市南消防署で、横浜市南消防団への入団辞令交付式に出席した。

 全国的にも珍しい真打ち落語家の消防団入団で、横浜市では初のこと。団長や同署の署長に歓迎され「本名で呼ばれるのも病院くらいなので不思議な感覚。横浜のために頑張っていきたい」と気合を入れた。

 18年に亡くなった師匠・桂歌丸さんが生まれ育った横浜市南区。枝太郎も18歳から今も同所に住んでおり「(この街に)育ててもらったので、逆に何か恩返しができないか」と入団を決意した。現在は横浜橋通商店街で流れる熱中症予防の放送を担当しているが「本来であればうちの師匠がやるべきことだったんですけど、残念ながらいないものですから、変わりにはなれないですけど、師匠の100分の1くらいでも代わりができたら」と街への貢献を約束した。

 消防団にはさまざまな仕事があるが、将来的には火災現場に出動することもあるという。体力面では「18歳から扇子と手ぬぐいしか持っていなかった」と不安も。「エレベーター移動だったのを階段にしていこうかな」と肉体改造も誓っていた。

 また、応急救護の資格にも興味。資格を取れば「笑点の収録中に師匠方が死にそうになってもとどめを刺すことができる。そうすると枠が空くので…書かないでくださいよ!」ときわどいボケを披露しつつ、「年配の師匠方が多いので、何かあったときにお役に立てられればな」と話していた。

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