亀梨和也 ストレートプレイ初挑戦「厳しい世の中で気持ちがつながれるものを」
KAT-TUNの亀梨和也(34)が、舞台「『迷子の時間』-「語る室」2020」(11月開幕。東京・PARCO劇場ほか)に主演することが4日、分かった。亀梨の舞台出演は、2015年に故蜷川幸雄氏が演出した音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」以来5年ぶりで、ストレートプレイ(ミュージカルではない、一般的な演劇のスタイル)には初挑戦となる。
「迷子の時間」は神隠しにあった子供を巡るSFミステリー。亀梨は失踪した子供の叔父で、奇妙な幻覚に悩む警察官を演じる。
舞台は「青い種子は-」の他、故ジャニー喜多川氏が手掛けた「DREAM BOYS」で05年から7度の主役を演じるなど経験を積んできたが、ストレートプレイは初。
日本テレビ系「Going! Sports&News」でスポーツキャスターを務めるなど多彩に活躍し、28日には主演映画「事故物件 恐い間取り」の公開が控えるなど俳優としてもますます存在感を発揮する亀梨だけに、本作でさらなる飛躍が期待される。
亀梨は「昨年、このお話を頂いた時、うれしさと同時に、初めてだらけの環境に正直不安もありました」と率直に心情を明かした。
当初は4月に発表を予定していたがコロナ禍で見送られており、「本当に難しい世の中ですが、気持ちがつながれるもの、今共有させていただけるものを。その想いで発表させていただきました」と説明する。
「日々、世の中の状況が変化していく中、みんなで話し合いを重ね、今という時間を柔軟にとらえ、さまざまな決断、できる準備を進めていきたい」と、決意を表明した。
作・演出は劇団「イキウメ」を主宰する、日本を代表する劇作家・演出家の前川知大氏。映画化もされた「太陽」、「散歩する侵略者」などで知られる前川氏が、15年に上演した「語る室」を、亀梨と共に語り直す。