吉本新喜劇 祇園花月で1日遅れの再開 前日は関係者の体調不良で急きょ中止
公演関係者の体調不良のため、4日に予定された京都・よしもと祇園花月での5カ月ぶりの再開が中止された吉本新喜劇が5日、1日遅れで同所において上演された。
この公演関係者は、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で4日のうちに陰性が判明。この日朝も体調に問題はなく、コロナ禍後では初となる酒井藍(33)座長公演「祇園で再会、夫婦も再会!?」が実施された。
3月2日から休館され、7月4日の無観客配信公演から徐々に再開された祇園花月では、5カ月ぶりの新喜劇だった。502人収容の入場者上限を159人に設定。この日を楽しみにしていた観客は検温の上、マスク着用で見守った。
温泉宿で働く母と小学生の娘のもとに、偶然別れた夫が現れて起こるドタバタ物語。小学生役の酒井座長は、番頭を演じた吉田裕(41)から「よろしくな」と肩に手を乗せられた直後に、「濃厚接触です!」と指摘するなど、“時事ネタ”も入れて笑わせた。
酒井座長は「祇園花月もなんばグランド花月も、劇場は感染対策も換気であったり、消毒であったり、ホンマに皆さんをお迎えする準備はバッチリしておりますので、お客さまはその部分は不安に思わず、体調万全で元気に楽しみに来てください。私たちも元気いっぱい待ってますので、皆さんも元気いっぱい見に来てくれたらうれしいです!」とコメントを寄せた。
なお、吉本新喜劇は大阪・なんばグランド花月では、7月17日に再開されていた。