藤井棋聖 棋士の間の“必勝メシ”肉うどん膳をチョイス 2010年以降8勝5敗
将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦第3局の2日目が5日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で指され、藤井棋聖が149手で勝利。無傷の3連勝で王位奪取に王手を掛けた。終始優勢に進めていた藤井棋聖は最終盤で手痛いミスを犯し、一時は逆転模様となったが、ギリギリの戦いを制した。第4局は19、20日に福岡市で指される。藤井棋聖は勝てば王位獲得となり、二冠達成で八段に最年少昇段。1992年に羽生善治九段(49)が王座と棋王を保持した時の21歳11カ月を3歳半以上更新する、驚異的な史上最年少二冠の誕生となる。
藤井棋聖は2日目の昼食に、中の坊瑞苑の名物とされる「肉うどん膳」を注文した。同県小野市産の小麦「ふくほのか」を使用したうどんに、メジカ節、サバ節、ウルメ節をブレンドした出汁を使用。さらに神戸牛の肩ロース肉を乗せ、地元産品をフルに使用した一品。
棋士の間で“必勝メシ”として知られ、2010年以降では8勝5敗。その5敗は相手も同じうどんを頼んでいたという。木村王位の注文は「玉子とじそば膳」だった。