橋下氏、吉村知事のミス認め激励「ぼくに比べたら大したことない」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が9日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、吉村洋文大阪府知事にエールを送った。
吉村知事は今月4日、会見でポビドンヨードを含んだうがい薬が新型コロナウイルス感染拡大防止に効果がある旨の発言をした。発言後にはうがい薬が品切れを起こすなど、混乱も起きていた。
橋下氏は「『本来なら専門家が言うべきところを知事が言った』という批判はありますけど、知事はスピーカー役という役割もありますので発信することはいいと思う」と吉村知事のスタンスには理解を示した。一方で、最初の会見で「これはうそのような本当の話で」と効果絶大のように語りながら、その後「誤解を招いた。予防薬でも治療薬でもない。ただ感染拡大防止に寄与する可能性はある」と急きょ切り替えたことには、「メッセージの出し方としては彼も失敗したなと思っていると思います」と明らかな失策と指摘した。
新型コロナ対策での行動力と発信力で、人気と知名度が爆上げとなっていた吉村知事にとって、ポビドンヨード発言は大きな失点となった。しかし、橋下氏は「ぼくがやってる失敗に比べたら全然大したことないから」と意に介さず。「あれだけ連日メッセージを発信し続ければ1回や2回失敗はありますよ。失敗だということは吉村さんも分かってるから新しいメッセージの方にきちんと切り替えたらいい」と前を向くことを勧めた。