渡哲也さん追悼「徹子の部屋」特別編を16日放送…声詰まらせ裕次郎さんの最期を語る
テレビ朝日は15日、10日に亡くなった俳優・渡哲也さん(享年78)を追悼し、渡さんが出演した「徹子の部屋」を特別編集し、「徹子の部屋特別編 渡哲也さん緊急追悼」として16日午後1時55分から午後3時20分まで放送すると発表した。
渡さんは37歳だった1979年10月、主演ドラマ「西部警察」放送開始直前に「徹子の部屋」に初出演し、7回にわたって人生の節目で登場した。黒柳徹子の追悼コメントと共に、実直な素顔を振り返る。
2度目の出演直後には、直腸がんを公表し、病との闘いの日々がはじまった、95年の出演時には、実父と同じ直腸がんになったときの思いや、人工肛門をつけると知らされたときの心境、そしてその後の気持ちの変化についても真摯に打ち明けていた。
黒柳が最も印象に残っているのは、最後の出演となった2008年。当時66歳だった渡さんは、石原裕次郎さんの最期について語った。裕次郎さんへのがん告知について苦悩したことを振り返り、告知しなかったことが正しかったかどうかわからないと話し、自らもがんと闘病する中で、声を詰まらせながら思いを打ち明けていた。