元「石原軍団」峰竜太、団長・渡哲也さん偲ぶ「いい道しるべ」

 俳優の峰竜太が16日、TBS系「アッコにおまかせ」に出演し、10日に亡くなっていたことが14日に明らかになった俳優・渡哲也さん(享年78)への思いを語った。

 峰は、2000年まで石原プロモーションに所属し、「大都会」シリーズや「西部警察」にも出演していた。神妙な表情で「こんな形で、渡さんの死をご報告っていうのは…。(石原プロに)25年いたんですけど、俳優の仕事としては『西部警察』と『大都会』、後半はバラエティーばっかりだったんです。軍団っていうよりもバラエティーの仕事が多くなってきて、渡さんに相談したんです。『そろそろ石原プロを抜けて…』って言いましたら、『おぉ、お前、1回出た方がいいから、がんばれ』って」と快く送り出してくれた、退所当時の経緯を振り返った。

 7月17日には石原プロモーションが来年1月16日をもって解散することも発表されていた。峰は、解散のニュースを聞いて、渡さんに電話をしていたという。「20年ぶりに渡さんにお電話させていただいたんですけど、いきなり『竜太、石原プロ辞めてよかったな』って言ってくれましたね。話してる間に胸が詰まってきて、『渡さん、今度ぜひ会ってくださいよ』って言ったら『おうおう、いつでも会うよ』って。最後は笑って電話を切ったんです」と内容を明かした。

 渡さんの体調がすぐれないことは理解していたが「電話はものすごく元気だった」という。陣内智則から「どういう存在の方でした」と尋ねられると「人間としてこう生きなきゃいけない、という人です。誰に聞いても、男でも女でもほれるっていう人です。みなさんおっしゃるそのまんま。良い悪いははっきりしてて、誠実で腰が低くて、まねしようとしても大変ですけど。本当にいい道しるべを付けて下さったと思います」と最大限の敬意を示した。

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