渡さんCMは「予定通り継続」 宝酒造がコメント発表
宝酒造は17日、同社の顔として33年にわたってCMに出演し続け、10日に亡くなった俳優の渡哲也さんについてのコメントを発表。現在放送されているテレビCMについては「予定通り継続させていただきます」とした。
宝酒造は「渡哲也さんのご逝去に際し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。優しく誠実な人柄に日本中があこがれ、たくさんの元気をいただきました」とコメント。
渡さんと同社は「1987年石原裕次郎さんご逝去に伴い、渡哲也さんが『松竹梅』の顔を引き受けていただいてから、今年で33年となります」と長年、同社の顔として活躍し続けた渡さんとの強い絆を訴え、今まで「109本のTVCMにご出演いただきました」とも説明。
7月29日には、110本目のCMとして、裕次郎さんと“共演”する「よろこびをお伝えして50年~幻の共演~」編がオンエアされたばかりだった。同社は「おかげさまで、『松竹梅』は1970年当時、日本酒シェア10位でありましたが、裕次郎さん、渡さん、石原プロモーション様の全面的なご支援により、現在は念願のトップブランドとなる事ができました」と感謝。
新CM、記念商品発売については、遺族や石原プロモーションとも相談した結果「渡さんそして裕次郎さんの想いを伝えるべく、予定通り継続させていただきます」と、今後も放送していくとした。
渡さんは、裕次郎さんとの新CMについて「最後のコマーシャルを裕次郎さんとの共演で終わらせていただきますのは感慨深いものがあります。本当にありがとうございました」とのコメントを発表していた。