ジャニーズ事務所は１７日、俳優・山下智久（３５）に一定期間の芸能活動自粛、ＫＡＴ－ＴＵＮ・亀梨和也（３４）に厳重注意の処分を下したと発表した。２人は７日配信の「文春オンライン」記事で、７月末に都内で午前４時まで未成年の女子高校生を含むグループと酒席をともにし、山下はその後、未成年女性とホテルに滞在したと報じられていた。

　ジャニーズ事務所が公式サイトで発表した。同事務所によると、今回の報道後、山下、亀梨に事実確認したところ、当該飲食店の店長に女性らが成人であると紹介されたと説明したという。女性らにも確認を行ったとし、未成年であるという認識はなかったという。同事務所は今回の問題の要因のひとつとして「店内に居合わせた方が積極的に年齢を偽っていたことが挙げられるのではないかと認識しております」とした。

　しかし、「その方を含む来店客と飲食の席を共にしたこと自体につきましては率直に認めております」と説明し、コロナ禍における深夜遅くまでの飲み会参加については看過できないと判断。「皆様が新型コロナウイルス感染予防対策に努め、自粛の伴う生活を送られている中、このような報道がなされることとなり、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

　自覚や責任感に欠ける行為として２人に処分を下した。未成年女性とホテル滞在したと報じられている山下は、酒席後に帰宅したとされる亀梨より重い処分となった。

　山下は今年、世界３０カ国以上で放送・配信された全編英語の国際ドラマ「ＴＨＥ　ＨＥＡＤ」に主要キャストとして出演し、本格的な“世界進出”を飾っていた。また、山下と亀梨は今年、ユニット「亀と山Ｐ」を再結成。予定されていたドームツアーは新型コロナの影響で中止となったが、２人の出世作ドラマ「野ブタ。をプロデュース」（０５年、日本テレビ）が今年４～６月に再放送され、高視聴率をマーク。改めて存在感の大きさを示したばかりだった。

　それだけに、ジャニーズ事務所は「長年多くのファンの方々に応援していただき、関係者の皆様にご支援いただいている山下と亀梨に起きた出来事であるという事実を真摯に受け止め、今後の所属タレントへの指導と監督に生かしてまいります」とし、重く受け止めた。