堀尾正明アナ さんまによってNHKアナに求められた変化

 NHK出身のフリーアナウンサー堀尾正明(65)が18日に日本テレビ系で放送された「踊る!さんま御殿!!」(火曜、後7・56)に出演し、「昔は司会といえばアナウンサーだった」「きれいな日本語をしゃべる人が」と話してMCの明石家さんま(65)を爆笑させた。堀尾アナはまた、さんまや笑福亭鶴瓶(68)によってNHKアナに求められることが変わったことも述べた。

 堀尾アナは「NHKに30年くらいいたんです。最初の頃はNHKのアナウンサーとして正確できれいな奥深い共通語とか、標準語をもとに仕事をしてそれが良しとされてきた」とNHKに入局したころを振り返った。

 「芸能番組とか、さんまさんや鶴瓶さんの東京進出によってものすごく面白くなった。関西弁の独特の面白さっていうのが視聴者にものすごくうけるんです」とさんまや鶴瓶ら関西芸人が東京で活躍するようになって番組に変化があったことを述べた。堀尾アナはまた「それとともにNHKのアナウンサーの司会はかたい、杓子定規だ、堅苦しい。人情が入ってないとかものすごく言われるようになった。プロデューサーから『さんまみたいに面白くつっこんんでみろ』と言われても関西弁ができない」とNHKアナにも関西のノリが求められるようになって苦労したことを明かした。

 堀尾アナは「昔は司会といえばアナウンサーだったんです。宮田輝さんとか高橋圭三さんとか、きれいな日本語をしゃべる人が司会をやっていた」と往年の名司会者の名を挙げ、さんまを含め共演者を笑わせた。

 堀尾アナは「それに憧れて」と笑みを浮かべ、「ほんと失礼な言い方ですけど、さんまさんがこれだけ息が長いのはもちろん才能はありますが半分は関西弁に助けられている。関東弁で司会をしたらあまり息は長くなかったんじゃないか。失礼ですけど」と分析した。

 さんまは「おれは偶然ひとつひとつ仕事を片付けてきただけですけど、かもしれない」と応じた。

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