木村王位の“キムラノマスク” ネットで話題に
将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦第4局の1日目が19日、福岡市の「大濠公園 能楽堂」で指された。大注目の大一番は、1日目終了時点で形勢は全くの互角というがっぷり四つの一戦となった。2日目は20日に同所で指され、藤井棋聖が勝てば通算4連勝で王位を奪取。史上最年少となる18歳1カ月での二冠&八段昇段を達成する。
3連敗で後がない木村王位は、カド番の一戦で十八番の相掛かり戦法を選択。必勝態勢まで持ち込みながら逆転負けした第2局と同じ戦法だが、18日の会見では「作戦が成功したかどうかは難しいところ。同じようにはいかないと思いますのでそこも含めて作戦を立てていきたい」と話しており、新たな工夫を加えた形となった。
対局中は黒のスポーツマスクを着用。忍者の黒装束を思わせる独特の形状は、ネット上でも大きな話題となった。