ザブングル・加藤 藤井二冠誕生に大興奮「新人類の天才」 自身はアマ初段の実力

 藤井二冠揮毫(きごう)の扇子を手に「カッチカチやぞ!」と祝福するザブングルの加藤歩(撮影・伊藤笙子)
2枚

 将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦した第61期王位戦第4局の2日目が20日、福岡市の「大濠公園能楽堂」で指され、藤井棋聖が80手で勝利。4連勝で七番勝負を制して王位を奪取し、史上最年少となる18歳1カ月での二冠保持&八段昇段を達成した。封じ手が強烈な一手で徐々にリードを拡大し、最後は粘る余地を与えずに圧勝。従来の八段昇段の最年少記録は引退した加藤一二三九段(80)が1958年に樹立した18歳3カ月で、実に62年ぶりの新記録となった。アマ初段の実力を持つ将棋愛好家で、番組でプロとの対局経験もあるザブングル・加藤歩(45)が、藤井聡太二冠の誕生に大興奮した。史上最年少となる18歳1カ月での歴史的快挙-その次元が違うすごさと魅力を熱く語った。

  ◇  ◇

 すごいです。すご過ぎて、僕ごときが何か言うのはおこがましい。藤井二冠の指す手を見ても、僕は正直わからない部分がありますし、次元が違います。

 お笑い芸人に例えると、中学生でM-1、キングオブコント、R-1とかに全部優勝して、プロになって「さんま御殿」に出たら、さんまさんから「面白過ぎるから、来週からお前がMCやれ」って言われて、MCになるみたいな。高校生のうちから、それぐらいとんでもない天才が現れたなっていうことやと思うんです。生きている間に、こういう天才を見られたっていうのはうれしい。

 僕の父が将棋をやっていて、アマ四段かな。大学生の時とか、シニアの大会でも全国優勝しているんです。地元で子供にボランティアで将棋を教えたりしてるんですけど、最近はAIによって、子供とかアマチュアの人がとてつもなく強くなってきたっていうのは言っていました。さすがに藤井二冠みたいな子は、なかなか現れないと思いますけど。

 あの年齢で(戦法や戦い方も)もう横綱相撲なんですよね。大谷翔平じゃないですけど、ピッチャーもできる、キャッチャーもできる、バッターももちろん、セカンドも外野も、全部できるやん!!っていう。新人類の天才ですね。

 タイトル、全部取ってほしいですね。いつか八冠(同時制覇)を見てみたい。将棋に限らず、とにかく僕は圧倒的な人が好きなんです。見守りたいというか。今も圧倒的なんですけど、より圧倒的になる姿を、夢を見させてもらいたいです。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス