現役高校3年生でもある藤井二冠、実りの秋となるか 2学期から強豪との対局続々
史上最年少となる18歳1カ月での二冠&八段昇段を達成した藤井聡太王位・棋聖(18)が22日、二冠としての初陣を優勝で飾った。都内で行われた非公式戦の団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」決勝に出場し、棋聖戦でタイトルを奪った渡辺明名人(36)=棋王、王将=を返り討ちにするなど2勝を挙げて、チームの優勝に貢献した。
現役高校3年生の藤井二冠。2学期が始まっても大忙しの対局予定が続く。9月9日に順位戦B級2組でタイトル獲得27期&十七世名人の資格を持つレジェンド谷川浩司九段(58)、同12日は日本シリーズJTプロ2回戦で前名人の豊島将之竜王(30)と、強豪が待ち受ける。
さらに秋からは王将戦の挑戦者決定リーグがスタート。豊島竜王に加え、羽生善治九段(49)、名人位も保持した佐藤天彦九段(32)ら猛者6人と総当たりする厳しい戦いだ。二冠奪取という充実した夏をへて、実りの秋となるか。