井ノ原、笑顔で「24時間テレビ」完走 コロナ禍での放送「アイデア半端なかった」
日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ43」が22、23日に放送された。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、史上初の無観客開催。メインパーソナリティーを務めたV6・井ノ原快彦(44)、NEWS・増田貴久(34)、Kis-My-Ft2・北山宏光(34)、ジャニーズWEST・重岡大毅(27)、King&Princeの岸優太(24)は、最後まで笑顔で堂々と“完走”した。
今までにない24時間を、しっかりと全国に届けた。笑顔、笑顔の大団円。井ノ原は「本当に第1回目の気持ちでやりましたけど、この先の『24時間テレビ』が楽しみだなと思いました」と、満足げな表情を浮かべた。
コロナ禍での実施。番組作りを根本から見直す必要に迫られた。初となる無観客開催。名物企画のチャリティーマラソンは中止し、募金も対面ではないキャッシュレス方式で呼びかけた。様々な制約がある中でも、工夫をこらした新企画などで対応。募金者の写真をバーチャルで画面に映し出す仕掛けに感心したという井ノ原は「アイデア出しが半端なかったですね。そんなこと考えたんだって」と舌を巻いた。
メインパーソナリティー5人のチームワークもバッチリだった。夏の名曲メドレーを披露した際、重岡にマイクトラブルが発生。それでも、さっと寄ったメンバーから増田の差し出したマイクを受け取り、最後まで歌い切った。重岡は「ハプニングを乗り越えられるのは、チームワークがあったからじゃないかな」と胸を張った。
コロナ禍という逆境を、一丸で乗り切っての完走。北山は「終わった時にみんな笑顔だったんですよね。『動く』ことでこの先に希望があるんじゃないかと表情に出たのでは」と振り返り、過去にもメインパーソナリティーを務めた井ノ原も、無観客やリモート出演といった新形式を「カメラの向こう側にどういう方がいらっしゃるのか、より想像力をかき立てられた。より『つながれた』ような気がしました」と受け止め、新たな可能性を感じた様子だった。