元宝塚トップ娘役 牧場経営者に転身、億単位の借金を完済

 元宝塚歌劇団トップ娘役の美雪花代が26日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる?」に出演し、北海道で牧場「ヴェルサイユファーム」を経営している現在の様子を公開した。

 美雪は1977年に宝塚歌劇団入団。80年にトップスターの松あきらの相手役に抜てきされた。21歳だった81年5月に退団後、高橋英樹主演のテレビ時代劇シリーズ「遠山の金さん」にレギュラー出演するなど、芸能界で活躍した。

 プライベートでは30歳で24歳上の男性と結婚し、長男をもうけたが離婚。16歳上の牧場経営者と再婚し、北海道に移住した。

 再婚から4年後、「主人がすい臓がんで亡くなって」という悲運に遭い、「私がここを引き継いでやっていこうと思った」ものの、「思った後に多額の借金があるっていうふうに知った」と説明。借金は「その額もかなり、億というお金」と、莫大(ばくだい)なものだったという。

 それでも一心不乱に働き、借金を5年で完済。ライジングリーズン、ミスパンテールといった重賞を制覇した競走馬を生産した。

 現在は東京ドーム約8個分の敷地で、約80頭の馬を飼育。「私の夢は凱旋門に出走して、優勝してくれればなっていう」と、フランスの凱旋門賞制覇を目指している。

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