女性漫才コンビ「内海桂子・好江」で知られる漫才師で漫才協会名誉会長の内海桂子さんが２２日に多臓器不全で亡くなったことが２８日、分かった。９７歳。所属のマセキ芸能社がＨＰで発表した。通夜、葬儀は近親者で執り行った。歩行困難などの症状のため、１月末ごろから都内の病院に入院していた。桂子師匠は８７歳からツイッターを始めるなど、最後まで世の中へ発信を続けていた。

　桂子師匠のツイッターは今年の４月１４日が最後。「じわじわとコロナ騒動のしわ寄せがきて今や殆どのお店が閉まっている。近所の小さな店は閉めろといわれても日常の生活費が入らなくなるとかたくなに商売を続けていたが一つ抜け二つ抜けとなっている。本当にどうやって暮らしを立てていくのだろう。まだまだ色んな手当に届かない小さな店がたくさんある」と投稿し、新型コロナによる影響を受ける小売店などを心配した。

　この最後のツイッターを投稿するまで、ほぼ連日ツイッターを投稿。３月以降は新型コロナに関する投稿が目立つ中、３月１０日は東京大空襲のことをつぶやき、２月２８日には、実際に見たという２・２６事件のこともつぶやき「上野で沢山の兵隊さんを見た」と投稿。歴史的な出来事も実際に目の当たりにした奥深さがあった。

　フォロワーは４９万を超え、全部で３９９２ツイートを投稿した。芸能人の後輩も数多くフォローしており、弟子のナイツ・塙宣之はもちろん、イモトアヤコ、ブラックマヨネーズ吉田敬、古坂大魔王、ムロツヨシ、玉袋筋太郎、登山家の野口健氏らも桂子師匠のツイッターをフォローしていた。