内海桂子さん死去で後輩芸人が思い出続々…小朝「温泉ロケで豊満な胸を…」
女性漫才コンビ「内海桂子・好江」で知られる漫才師で漫才協会名誉会長の内海桂子さんが22日に多臓器不全で亡くなったことが28日、分かった。97歳。所属のマセキ芸能社がHPで発表した。通夜、葬儀は近親者で執り行った。歩行困難などの症状のため、1月末ごろから都内の病院に入院していた。芸歴80年超ということもあり、多くの芸人が、桂子師匠との思い出をSNSなどでつづっている。
落語家の春風亭小朝はブログで、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングでは桂子師匠からの指名で出演したと振り返り、「師匠が温泉ロケで豊満な胸を披露してしまった時もショックでしたが、それ以上に衝撃だったのは、ひとりでいるのが寂しくて自分宛に年賀状を書き、いない相手のお膳も支度するというお話を伺った時です」という逸話を披露。「それからしばらくして現在のご主人と一緒になったと知った時はホッとしました」とつづった。
また、落語家の桂枝太郎はツイッターで「いつもお会いすると『枝太郎さん、久しぶり。昔は一緒に戦地に慰問に行ったわね。懐かしいわね』と先代の枝太郎師匠と思い切り勘違いしていて、ボケなのか本気なのか分からなかった」とユーモアを交えて投稿。
動物モノマネ芸の江戸家小猫もツイッターで「二代目小猫の襲名公演の時、応援出演して下さった桂子師匠。祖父との思い出をいろいろ聞かせていただきました。祖父がいて、父がいて、自分がいる。五代目という言葉の意味、その重さを今あらためて感じています」とつぶやいた。
放送作家で、大衆芸能に造詣の深い高田文夫氏は28日のニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で、「大往生。幸せな人生。好江ちゃん見つけて、芸事教えて、そんで売れてさ、ナイツまで当てたんだから」と“大往生”だったとコメント。落語家の立川志らくは、TBS系「グッとラック!」で「長生きも芸のうちというのを実証してくれた」と語っていた。