フジ・三田アナの冷静な姿勢に称賛の声 米黒人銃撃事件で両論語る

 フジテレビの三田友梨佳アナウンサーの、27日夜の「Live Newsα」での発言が、ネットを中心に高く評価されている。

 番組では米国・ウィスコンシン州で黒人男性ジェイコブ・ブレークさんが背後から警察官に銃撃された事件について報道。動画と合わせて、ブレークさんが車にナイフを所持していたことも伝えた。

 さらに、事件に対する抗議デモの一部が過激化し略奪行為が起きていることや、騒動の中で逮捕された少年が「自警団」のメンバーである可能性があることなども報じた。また、テニスの大坂なおみ選手が、この事件に抗議する意思を示して、出場中の大会を棄権すると表明したことなども伝えた。

 三田アナは、ニュースの最後に「差別は絶対にあってはならないものです。それはすべての人種に対して言えることです」とコメント。続けて「こうした事件があったときに反射的に人種差別へと結びつけるのではなくて、この黒人男性が車にナイフを所持していたとの話もあります。また、アメリカの銃社会という背景にも目を向けて事実関係は冷静に考える必要もあるように思います」と差別問題だけに注視する傾向に一石を投じた。

 差別の感情的な部分だけではなく、男性がナイフを所持していたことや銃社会の問題にも触れた姿勢に、ネット上では「まともな報道」「勇気がある」「よく言ってくれた」などと称賛の声が寄せられていた。

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