山下達郎が告白、「さよなら夏の日」の舞台は「としまえん」
シンガー・ソングライターの山下達郎(67)が30日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「山下達郎サンデー・ソングブック」で、31日で94年の歴史に幕を閉じる都内の遊園地「としまえん」への思いを語った。
この日は、妻でシンガー・ソングライターの竹内まりや(65)とともに「納涼夫婦放談」として放送。山下が「としまえん」の閉園を伝えると、竹内も「残念」とこぼした。東京・池袋出身の山下にとってはなじみ深い遊園地。竹内も「初めてのフリーコンサートをやりました」と明かした。
続けて山下が「『さよなら夏の日』はまさに『としまえん』の流れるプールが舞台なんです」と1991年に発売された名曲にまつわるエピソードを披露。「高校時代にですね、ガールフレンドとデートした時に、流れるプールへ行ったんです。それで、雨が降ってきたんですよ。それを粉飾して作ったんです」と懐かしんだ。
惜別の思いはあふれ、「『としまえん』というのは、そういう中学生、高校生、小学生の記憶とともにある。特に流れるプールは」と力説。竹内が、跡地が「ハリー・ポッター」のテーマパークになると語ると、山下は「なんだかねぇ」とちょっぴり不満げだった。アン・ルイスのフリーコンサートにゲスト出演し、その日1日、一緒に遊んだ思い出も語り、「ホントにねぇ…」とさみしさは尽きないようだった。