矢田亜希子 デビュー作でトヨエツから授かった金言「いまだにそのひと言を忘れない
女優の矢田亜希子(41)が30日、フジテレビ「なりゆき街道旅」に出演し、デビュー作で俳優・豊川悦司(58)から授かった金言を明かした。
矢田は現所属事務所の社長に原宿でスカウトされたが、オーディションに「ホントに受からなくて。もう何一つ受からなくて」と落ち続け、「ホントに向いてないし、やめた方がいいんじゃないかな」と思っていたという。
しかし、高1の終わり頃、社長とTBSを訪問したところ、プロデューサーに「面白いね」と評価されて伝説的な大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年)でのデビューが決定。豊川の妹役で「特に豊川さんには、すごいお世話になりました」という。
「演技もやったことがなくて」、「無我夢中で頑張ってました」という矢田が初めての泣き芝居に臨んだ時、「演技で泣くってその時が初めてだったから、とにかく泣けるかな、泣かないとって、泣こうとしていた」が、「本番になって涙が出ない」という大ピンチに。
すると、豊川が「横でボソッと『泣こうとしてるからだよ』って。ちょっと笑いながらじゃないけど『泣こうとしてるからできないんだよ。泣かなくていいんだよ別に。涙なんて必要ないよ。だから気持ちだよ』」とアドバイスした。
この助言で「すごく入り込めた」という矢田は、「泣こうとしなくていいんだ」と思ったところ「ホントにブワーッと涙が出てきて」泣けたという。
「いまだに豊川さんのその一言を忘れないで、今はホントに気持ちで演技すれば涙はついてくるし、そこで涙が流れなかったとしても、気持ちで、表情で伝わればいいことだしっていうのをモットーに演技している」と、豊川の言葉が女優としての支えになっていることを明かしていた。