桂米朝の長男・米團治、住み込み時代のざこばの悪事?を暴露 米朝まつり
2015年に死去した落語家で人間国宝の桂米朝さんをしのぶ落語会「桂米朝5年祭 米朝まつり」が30日、大阪・サンケイホールブリーゼで千秋楽を迎え、米朝さんの長男で弟子の桂米團治(61)、桂ざこば(72)、三遊亭円楽(70)らが出演した。
新型コロナウイルスの影響で912人収容の会場は456席限定とされ、この日だけで4回公演が行われた。有料配信もされた各公演では落語の他、米朝さんの生前の秘蔵映像が映し出された。
3月末に実施予定がコロナ禍で延期になり、7月の開催発表時に「米朝が亡くなって5年。この記念すべき年に『米朝まつり』をやるのは悲願」としていた米團治。出演した3回目の公演で、1991年に米朝さんと作家の故小松左京さんが2人で中国を旅する映像が流れた後、米朝さんが中国(旧満州)で生まれ、3~4歳まで育ったことを説明した。
自身が高座で披露した「親子茶屋」のまくらでは「米朝の長男だと思ったことはない。(常に)住み込みで(父の弟子の)兄さんが居てはったから」と回想。ざこばの自転車に乗せられ、急ブレーキを踏まれて額から流血したことがあったといい「ざこばさんから『家に帰ったら、自分で電信柱にぶつかった言え!』と言われた」と明かして笑わせた。