橋下氏、安倍首相「評価に値する」 賛成派、反対派の番組仕分けも

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が31日、TBS系「グッとラック!」に出演し、退任を表明した安倍晋三首相について「評価に値する」とした。

 橋下氏は、安倍首相の28日の会見で、質問者から「お疲れさま」という言葉がほとんど聞かれなかったことを批判していた。この日も「お疲れさま」という言葉について「アメリカかぶれした連中が、『アメリカの会見では言わねぇぞ』なんて言ってるけど、アメリカと日本は違うんでね。日本は批判しようが、相手と立場が違おうが、政治的にガッツンガッツンぶつかろうが、7年8カ月の重責を担ったんであれば『お疲れさま』の言葉があった上で厳しい質問をすればいい」と主張した。

 長期間政権を担った安倍首相に対しては「ぼくは賛成派です」と明言し、「賛否両論あっていい」とした。続けて「TBSは徹底して反対派じゃないですか。『NEWS23』とか『サンデーモーニング』とか。テレ朝の『モーニングショー』とか『報道ステーション』とかも反対派。でも、フジテレビは賛成派、読売新聞も賛成派、産経新聞も賛成派」と分類した。

 マスコミの中にも賛成・反対が別れているとした上で、「賛否があるっていうことは、安倍さん、やった、っていうことなんですよ。政治家は一番ラクなのは何もやらないこと。やると必ず批判がでるんです。これだけ激しく賛否があると言うことはやったということです。この部分だけでも評価に値すると思います」とコメント。反対意見が巻き起ころうとも、さまざまな政策を実現するために行動したことを評価していた。

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