松重豊「空っぽ」な初書籍 10月に小説&エッセー集「空洞のなかみ」発売
俳優・松重豊(57)が、自身初の書籍となる小説&エッセー集「空洞のなかみ」(毎日新聞出版)を10月24日に発売することが31日、分かった。
書き下ろしとなる連作短編小説「愚者譫言(ぐしゃのうわごと)」と、週刊誌「サンデー毎日」での連載エッセー「演者戯言(えんじゃのざれごと)」を収録。「これまでの人生での経験の楽しかったこと、つらかったこと、傷ついたこと、理不尽な出来事などもすべて、自分を見つめながら書きました」と明かした。
ドラマ「孤独のグルメ」や「きょうの猫村さん」などが話題となった松重は、俳優を「自分を空っぽにせざるを得ない職業」と表現。コロナ禍に自宅で執筆したことを「空っぽがもっと空っぽになってしまったというときに、どんな極限的な空気が漂っているのかが小説にもちょいちょい出てきます」と語った。