河瀬直美監督が涙…あやめ池、ドリームランドの思い出がとしまえんと「同調してしまって」
映画「萌の朱雀」(カンヌ国際映画祭カメラドール)、「殯の森」(同グランプリ)などで知られる奈良県出身の世界的映画監督、河瀬直美氏(51)が1日、日本テレビ系「スッキリ」にリモート出演し、近鉄あやめ池遊園地(2004年閉園)と奈良ドリームランド(06年閉園)の思い出に涙する一幕があった。
番組では前日8月31日をもって94年の歴史に幕を下ろした東京都豊島区の遊園地「としまえん」を特集。
司会の極楽とんぼ・加藤浩次(51)に「VTR見ながら河瀬さん、若干目に涙が、潤んでいたように見えるんですけど」と指摘され、「思い入れがあるんですか?」と聞かれた河瀬監督は「としまえんには無いんですけど」とまさかの答え。
「無いんですか!?てっきりあるんだと思って、涙流してらっしゃったから」と驚く加藤に、河瀬監督は「奈良にはドリームランドっていう、そしてあやめ池っていう、とてもステキな遊園地があって。15年ほど前に、バタバタッと閉園になっていたんですけど」と、地元・奈良の遊園地について説明を始めた。
「ここでお話しされていたの(VTRで紹介されたとしまえん来園者の話)と同じで、デートコースだったりとか、お父さんお母さんに連れて行ってもらったりした思い出が、私自身が満載で。すごいその思いと同調してしまって。今は亡き両親に連れて行ってもらったことだったりとか、付き合っていた彼と一緒に行ったことだったりとか。そういう思い出が詰まっている場所じゃないですか、遊園地って。一緒に行けた思い出、大切な人と、今はもしかしたら亡き人と一緒に行けた思い出が、するっと来ました」
自身の記憶が、としまえんを訪れた人たちの思いとオーバーラップしたと説明した。