ユーミン批判の白井聡氏が謝罪ツイート「自身の発言の不適切さに思い至りました」
京都精華大講師で政治学者の白井聡氏が3日、自身の公式ツイッターに新規投稿。辞任した安倍晋三首相について「同じ価値観を持っている」などとラジオ番組で発言したシンガー・ソングライターの松任谷由実に対し、フェイスブックに「荒井由実のまま夭折すべきだったね」「早く死んだほうがいい」などと記して物議をかもしたことを受け、「自身の発言の不適切さに思い至りました」と謝罪した。
白井氏は「先日の私のフェイスブック上での発言につきまして、多くのご批判をいただきました」と切り出し、「人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。深く反省をしております」と謝罪した。
さらに、同氏は連続投稿。「松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします。 白井聡」とつづった。
安倍首相が辞任表明した8月28日深夜、松任谷はニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」で「見ていて泣いちゃった。切なくて。安倍夫妻とは仲良し。同じ価値観を持っている」などと発言。白井氏は29日、フェイスブックに「荒井由実のまま夭折(ようせつ)すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいい」と書き込んだ。
これに対し、元大阪府知事の橋下徹氏らがツイッターなどで批判し、物議をかもした。「武器としての『資本論』」など著書多数で、安倍政権の問題点を検証してきた白井氏。1日に当該投稿を削除した上で、「私は、ユーミン、特に荒井由実時代の音楽はかなり好きです(あるいは、でした)。それだけに、要するにがっかりしたのですよ。偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった」と弁明した。